これまでの裁判で高い壁だった「除斥機関」について、増田裁判長は「手術を強いられた事実を当事者の女性(聴覚障害者)が知りえない状況は国がつくった」として適用しませんでした。
ご本人は体調がすぐれず裁判には来られなかったようですが、支援者の中にも聴覚に障害がある人々がおられたのでしょう、要約筆記者を用意して、裁判長が読み上げる判決理由を筆記してスクリーンに映し出し、情報を共有されていたようです。「手話で喜ぶ支援者ら」と書いた写真が添えられています。静かな中にも喜びが溢れている様子が伝わってきます。良かったですね‼
国は恐らく控訴するのでしょうが、被害に遭った人々はもう高齢です。残された日々を思うと、国には、控訴しないで長い間苦しんでこられた被害者の気持ちに沿って、救済してあげて欲しい。どうぞお元気な間に、謝罪して、少しでも気持ちを安らげるようにしてあげて欲しいと願います。